◆ イモビライザー車のキー登録に使用するマシン ◆
   
  T-CODE pro
トランスポンダーキーのデータ抹消、追加、新規登録等に使用します
   
 
   
  MVP
トランスポンダーキーのデータ抹消、追加、新規登録等に使用します
   
 
   
  RW3 
トランスポンダーキーのチップの判別やデータコピー等に使用します
   
 
   
  TD3A
トランスポンダーキーのチップの判別に使用します
   
 
   
  TOYOTA CHIP PROGRAMMER
トヨタ車のECUの初期化、データの読込、書込に使用します
   
 
 
 

■ イモビライザー ■

イモビライザーとは電子的なキーの照合システムによって、専用のキー以外ではエンジンの始動ができないという自動車盗難防止システムの呼称である。

◎機能

通常の車の鍵は、キーシリンダー内部とキーの鍵山が一致すればイグニッションスイッチをオンにすることができ、エンジンを始動することができる。これに対してイモビライザーは、専用キーに埋め込まれたトランスポンダと呼ばれる電子チップが持つ固有のIDコードと車両側のIDコードを電子的に照合し、一致すればエンジンを始動させることができる。従って合カギなどでドアを開け、エンジンを始動させようとしてもIDコードが一致しない限りエンジンを始動させることができない。

キーのIDは暗号化されており、その組み合わせは膨大な数になるため、複製することはほぼ不可能に近い。そのため合カギや配線直結の手口にも極めて有効な安心のセキュリティシステムといえる。(但し、当然ではあるが車上荒らしには効果がない。)

出始めた当初は、一部の高級車などに採用されていた程度だったが、最近では小型車やミニバンなど、標準装備として採用される車種が多くなっている。欧米では低価格の小型車でも装着が事実上義務付けられている。

2004年に発売されたスズキ・スイフトは日本車の1300・1500ccクラスとしては初めて、全グレード標準装備としている。また、特別仕様車ではよく特別装備として装備される機能でもある。

最近では、スズキのパレットやダイハツのタント等の軽自動車にも当たり前のようにプッシュスタート方式でエンジンが掛けられるスマートキー機能が装備されている。


■ トランスポンダ ■

トランスポンダ(Transponder)はTRANSmitter(送信機)とresPONDER(応答機)からの合成語で、受信した電気信号を中継送信したり、受信信号に何らかの応答を返す機器の総称である。

通信分野では中継器、電波応用分野では応答装置とも呼ばれる。略称トラポン

スマートエントリー

スマートエントリーとは、物理的な鍵を使用せずに車両のドアの施錠/開錠、エンジン動作が可能な機能のことである。

なお、スマートエントリーとはトヨタの商品名であり、各メーカーにより名称は異なる。ただし、一般的に同機能が話題に上がる際、総称として"スマートエントリー・インテリジェントキー"という言葉が使われることが多い。

  • トヨタ … スマートエントリー&スタートシステム
  • 日産 … インテリジェントキーシステム
  • ホンダ … Hondaスマートキーシステム
  • スズキ … キーレススタートシステム
  • スバル … スマートパスシステム
  • 三菱 … キーレスオペレーションシステム
  • ダイハツ … キーフリーシステム
  • マツダ … アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム
  • いすゞ … パッシブエントリー&スタートシステム

◎概要

2008年現在、小型車を中心に、販売されている自動車には標準装備になりつつある。 運転者の持つ携帯機(鍵)と自動車に搭載されているECU(Electoronic Control Unit)やBCM(Body Control Unit)との間で通信を行い、通信が成立すればドアの施錠/開錠を行う。

また、エンジン動作もメカキーなしで可能であるが、イモビライザーやステアリングロック等の盗難防止機能がついていることが多いため、エンジン動作に関しては多重にセキュリティがかけられている。

自動車にもよるが、スマートエントリー搭載車はキーレスエントリーも搭載されていることが多く、携帯機も一つですむように、車両と通信を行う携帯機にロック/アンロックボタンが付いているものが多い。

携帯機の形は大概、コンパクトなリモコン状のものだがクラウン(S180系2005年モデル以降)やエスティマ(2006年)などの一部車種ではリモコン・センサー機能を統合させた腕時計式になっているものもある。(トヨタではこれを「キーインテグレーテッドウォッチ」と呼ぶ)

車両に付属するボタンを押してから通信を開始するものと、車両に近づく/離れるのみでオートドアロック/アンロックを行うものとがある。

通信が成立した合図として、ドアの施錠/開錠した際にハザードやルームランプを点滅させること(これをアンサーバックもしくはウェルカムランプという)や、メーカーによっては電子音(ピー音)でドライバーに通知する。


◆ エンジン始動方法

エンジン始動ボタンを押すもの(トヨタ、日産、スバル)とメカニカルキーでの始動と同じようにツマミを回して始動させるものがある。イモビライザーが内蔵されているため、携帯機を持っていないとエンジンが始動できないようになっている。前者はブレーキペダルを踏まないと始動できないようになっており、MT車(例、カローラアクシオなど)の場合はクラッチスタートシステムが装備されているため、ブレーキペダルとクラッチペダルの両方を同時に踏まないとエンジンの始動ができない(クラッチを踏むだけでよい車種もある)。

◆ セキュリティ対策

自らメカキーをまわして施錠/開錠するのではなく、自動的に施錠/開錠するのでセキュリティ面に不安を覚える利用者も多い。 そのため、施錠/開錠した際にセキュリティ動作を同時動作させることも多い。

  • 開錠した際に数秒間ドアを開かないままにしていると自動的に施錠する。
  • 施錠した際に盗難防止機能を動作させ、ドライバー以外が無理やりドアを開くとホーンが吹鳴する

◆ 携帯機の複数枚対応

家族等で1台の車両をシェアできるように携帯機も複数枚対応していることが多い。車両購入時付随してくる携帯機の数は1枚のみであることが多いが、携帯機個別でも購入が可能である。各メーカー、車両にもよるが登録可能枚数は3枚〜6枚対応の車両が多い。しかし、複数枚登録していると車両と携帯機の通信が競合することがあり、通信が成立しないときが ある。そのため、各車両でアンチコリジョン(衝突防止機能)や通信リトライ等で通信失敗を低減させている。 ただし、登録枚数を多くすればするほど通信時間が長くなり、最悪の場合は利用者がボタンを押す もしくは 車両に近づいてから3秒程度間隔をおいてから開くことになり、違和感を感じることがある。

◆ 使用周波数帯

車両から携帯機に向けて発信される電波はLF(長波)、携帯機から車両に向けて発信される電波はUHF(極超短波)が使用されていることが多い。これは車内電波が車外に漏れてしまい、車外に携帯機が存在するのに車内に存在すると誤認するのを防ぐため、車両からの電界強度を調整するが、電界強度の微調整が可能なのがLF電波だからである。

注:スマートエントリーの設計者は慣例としてUHFのことをRF(高周波)と呼ぶ。UHFでは通じないので注意が必要である。

◆ 心臓ペースメーカーへの影響

電波を使用しているため、心臓ペースメーカーに対して影響を与える可能性がある。これは各種車両マニュアルにも記載されているが、心臓ペースメーカーを使用している方は対応車両購入前に医療関係者と相談する等配慮が必要である。

◆ 閉じ込め対策

自動的に施錠するため、携帯機を車内に閉じ込めてしまう現象が発生してしまう可能性がある。

そのために、携帯機を車内に放置したまま、施錠しドアを閉めた場合強制的に開錠するといった閉じ込め対策が各車両にとられている。

しかし、この対策も携帯機と通信が成立しない限り動作させることができないため、完璧ではない。車内とはいえ、どうしても電波の届かないエアポケットが存在するため、ドライバーは常に携帯機を携帯し、車内に放置しない心がけが必要とされる。またそのことは各自動車のマニュアルにも明記されている。

◆ 携帯機の持ち方

特に指定された携帯機の持ち方はないものの、一般的にズボンのポケットやカバンの中に入れていることが多い。ただし、ズボンの後ろポケットに入れると携帯機より出力される電波が体に吸収されてしまうため、電波の有効範囲が本来の性能よりかなり落ち、動作しないことが多い。そのため、携帯機を胸ポケット等前方にもってくることが推奨される。